湘南茅ヶ崎のフルート教室+国分寺教室

茅ヶ崎市↔︎国分寺市のフルート奏者・吉本奈美の徒然日記
レッスンのこと、演奏のこと、その他もろもろ

2015年04月

いやーちょっとどきどきしました(笑)

 まぁ自分のパート決めではなく生徒さんなのですが。 吹奏楽部に入部して、フルートを吹きたい!という強い志を持って私のところに来ることになった女の子。よく譜面も読めるし、始めたばかりなのに曲も吹けるようになってしまうし、これでこの子をフルートに取らないなんて有りうるの?って
思っていたら。パート決めでは頭部管しか吹かせません、なーんて学校で言われ、練習してみたらある倍音が出せないと泣きの電話がありました。それは彼女にとっては試練です。結局はオーディション前日に急遽レッスンをして、なんとか調子が戻って、無事フルートに決まったとのことおめでとうございます自分のことみたいに嬉しいご報告でした。結局は本体も繋げて吹かせてもらえたんだとか。だよねぇと思いましたよ。。。
 思えば自分が中学で吹奏楽部に入った時も、フルートを勝ち取るためにあれこれ考えたり、必死でお古の楽器を吹いてました。その当時のことをいろいろと思い出しました。

 しかし。頭部管だけで判断しようなんて・・・その学校の先生の中にはフルートをお吹きになる先生がいらっしゃるそうで、その方の方針のようですが、 頭部管を吹かせただけで何がわかるんだ?と・・・。全員に全部の楽器を吹かせるという手間と時間のための対策なんでしょうけど、そんな不完全な状態で吹かせるほど、初めて吹く子供達にとって難しいことはありません。頭部管だけでの吹奏感と、全部を繋げた時の吹奏感は違いますし、倍音の鳴りも違うし。だいたい始めたばかりの子たちに頭部管の上の倍音をガンガン吹かせるとは・・・。それが出せるかどうかで判断されてはたまりません。頭部管で上の倍音を出すときの息はちょっと特殊ですし(普段はあまり必要ない息を使います)。 それぞれの学校でそれぞれの決め方が行われているのでしょうけど、想像すると恐ろしいものがあります・・・

 大学受験のころ、大先生のところへレッスンを受けに行った時、グループレッスンだったのでその日は二人組でした。 楽器を吹き始める時に頭部管で音出しをするという習慣がある方もたくさんいると思いますが、私はある時からあまりしなくなっていました。なんとなくですが。しかしその日一緒にレッスンだった女の子は、楽器ケースを開けるやいなや「ぽーーっ」と頭部管だけを吹き鳴らしました。するとそれを聞いていた大先生が、かつて見たこともないくらい激怒したのです一緒にいた私もビビるくらい。「そんな意味のないことはするんじゃない!」と。頭部管だけ吹いて音が出たって、繋げた時の体と楽器の位置関係とは違うし、とても無駄であるということでした。確かに・・・。
 いきなり繋げて音を出す前にワンクッション欲しいという気持ちもわかります。でもそれは本当に初心者のうちだけ。頭部管を吹いて唇を整えて・・・とか、いろいろ考えて口を作って音を出しているうちは、本当の意味で吹けているとは言えないのだと思います。そんなことを言ったら、私だって大学時代まで吹けてなかったということになりかねないですが、でもそうだと思います。今は吹けているという実感がありますが、かつての私は楽器に吹かされていた。みなさんも楽器に吹かされない第一歩として、頭部管での音出し、やめてみませんか??

 バジルの目が出ました思ったより早くてびっくりです。10日かかるとか本には書いてあったのに・・・まだ4日ほどです。生育環境によるらしいですね、室内だったので暖かかったのかも。

 二つのいちごパックの一つ①に穴を6〜8個あけて、発芽用の土(バーミキュライト)を7分目くらいまで入れます。もう一つのパック②にも薄く水を入れて 、①を乗せます。(①の方が浅いパックだとやりやすいです)②の水が①の底に触れるくらいにしておきます。土にもあらかじめ水分を含ませておくと良いみたいです。
 そこに種を蒔いて、すこーしだけ土を被せます。 楊枝でちょんちょんする程度。日の当たらないところに置くか、何かで日を遮って数日待ちます。私は新聞で箱を作って被せておきました。

そして
image見事に発芽しました
こうなったら日に当てて、②のパックの水は捨ててしまいます。
これからは上から水をあげるんですって。母がガーデニングに詳しいので言われるがまま・・・(笑)今後の成長が楽しみです 

 あいにくの天気ですが、本日新譜をアップしました
 モーツァルトの名曲、Eine kleine Nacht Musik(アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク)、小夜曲の第1楽章です。 今回もフルート三重奏。どうもトリオが好きなんですね、ワタシ・・・(笑)高校も大学も、フルートの同期がいつも3人だったので、トリオの譜面ばかり探して見つからなくて苦労した経験がありまして・・・。 
 こちらに詳細が載っております。 スコアの1ページ目のサンプル画像を見ながら、サンプル演奏をお聴きいただけます これは割と本気のアレンジなので、難易度は高めです・・・。近いうちに難度を落としたバージョンもつくるつもりです。

image今年はバジルを育ててみようと思い立って、昨日種まきしました。芽がでるまで10日ほどかかるらしいので、まだしばらくこのままです。バジルペーストを作れるくらい育ったら嬉しい…。

 昨日からパソコンと戦い、やっとアンサンブル譜面のサンプル音源をアップできました。。。
 パソコンは苦手ではない方だと思うのですが、さすがに疲れましたmacのGaragebandを駆使してひたすら多重録音・・・そろそろちゃんとしたマイクとモニターが欲しい・・・。楽譜を選ぶときに音源が聞けたらいいなーといつも思うので、演奏の雰囲気を知るのに良いかと思います。

アンサンブル楽譜をお探しの方、そうではないけれどご興味のある方もこちらからどうぞ 

私は指を速く動かすことが苦手。

・・・だと思っていました。子供の頃は指が速く動く方だと自負していましたが、大人になってからは苦手意識を持っていました。 持ち方を変えてみたり、楽器の角度を変えてみたり、指の曲げ具合を変えてみたり・・・大きなことから小さなことまでいろんなことを試してみました。
  最大のネックは、小指が異常に短いことこれは母親からの遺伝で、生まれつきなので仕方がないですね・・・。なのにインライン(またの名をフレンチスタイル:胴部管のキィが全て一直線に並んでいる楽器)を使っているので、左手の小指がレバーから遠い遠い・・・。手のひらが大きい方なのでなんとかなっておりますが(無理してインラインを使う必要はないと思います笑)・・・。
 最近発見したのは、指がどうとか手の角度がどうとか肘がどうとか・・・とりあえずそういうことは置いておいて、指をパタパタ使うように意識すると良さそうということです。フルートを吹くときには、どうしても体が「フルートモード」に入ってしまいます。かなり意識して体をコントロールするようにしていても、自分では気付ききれないものです。指もそうで、フルートを吹くときになると自然な動きを忘れてしまうようです。
 楽器を持たないで 、できるだけ速く指をバラバラ動かしてみると、フルートを吹くときには動かないのに(笑)よーーく動きませんか?色々な指の曲げ具合で試してみると、また発見があると思います。今すぐできますから是非お試しあれ。この状態をフルートを持ったときに維持できるようにしてみると、新たな境地が開かれるかも・・・私は指を曲げている時よりも、少し伸ばし気味の時の方が動きが良いです。これを意識してから、今までのフルート人生史上、おそらく最も指が動いております(笑)ただし動きすぎるので、多少制御不能になる感がありますのでご注意!その状態で、はじめて「さらう」ということが大切になってくるわけですね。いつもいかに指の動きを妨げてしまっていたのか・・・昔苦労していたパッセージを洗いざらい吹きまくっているのですが、何が難しかったのかわからないくらい。皆様も指本来の動きを思い出してあげましょう

 いままでもインターネット上で楽譜を販売していたのですが、会員登録をしないと購入ができないので、購入される方にとってはちょっとハードルが高いものでした。なので、以前から考えていた自分のWEBショップをこの度ついにオープン
 まだまだ参考音源のアップなど、私自身のハードルが残っていますが、これから時間を見つけて整備してまいります。。。ひとまず公開しておりますので、様子をご覧になってみてください

こちらから

 先日、かつてお世話になったフランス人のフルート奏者、ジャン・フェランディスのマスタークラスとリサイタルを聴きました彼のレッスンを受けたのはもう3、4年も前ですが、いまだに彼から教えてもらったことは大切にしています。彼の音を聞くのも久しぶりでしたが、やっぱり素敵…
 彼がいつもレッスンで言うのは、ナチュラルで居なさい、ということ。そして、ひたすらナチュラルを求めて体を動かしたり、いろいろなイメージを伝えます。
 初めて自分が彼のレッスンを受けた時、最初は戸惑いの方が大きかったのを覚えています。しかし、次第に「フルートってこんなに楽に吹くものだったのか!」ということに気付きました。
 私も何人もの先生に習いましたから(年単位でお世話になった人から、1回しか習っていない先生まで様々ですが)、今までにいろんなことを言われてきました。足はしっかり、お腹に力を入れて、肘は90度、姿勢を良く!(←これが最も良くない笑)……しかしその時は良い気がしても、すぐ忘れてしまっていました。けれど、これほど言いたいことがシンプルな人は初めて。だからこそ今でもハッキリ覚えているのかもしれません。
 フルートを吹くことは目的ではなく手段にすぎません。でも、音大のようなところに篭って、周りの笛吹きと小さな小競り合いをしていると、本来の目的を見失います。本当は音楽をしたい、メロディを奏でたいだけなのに、いつの間にか大きな音でバリバリ吹くことが目的になってしまいます。
 誰の耳にも優しい、自然な音楽を奏でるためには、それを奏でる身体が自然でなければならないーーナチュラルでいると、指も動きやすいし息も持ちます。生徒さんのレッスンの時も、自分が吹いている時も、とにかくそれを一番大事にしていきたいですね

 来週のグループレッスンに向けてトリオの新アレンジを書いております。
 若干桜が散り始めてしまいましたが、滝廉太郎の「花」 音域の狭いフルートでピアノ伴奏の流れるような雰囲気と美しいメロディ、そしてハモりをどう再現するか・・・完成が楽しみです20150403165549

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