湘南茅ヶ崎のフルート教室

茅ヶ崎在住のフルート奏者の徒然日記
レッスンのこと、演奏のこと、その他もろもろ

2018年02月

 こんにちは、風邪ひき真っ最中の管理人です久しぶりの風邪で鼻がズルズルでして、ティッシュを抱えてレッスンをしています。いっそ鼻を取ってしまいたい・・・。
 先月・今月と、アンサンブルの楽譜を出せておりません・・・。発表会初開催に向けての準備でやることがたくさんあり、まとまった時間が取れない日々が続いております。楽譜を書いてそれを録音するというのは、隙間時間でやるには難しい作業なんですよね、あくまで私にとっては、ですがなので楽譜のサイトの方も全然更新ができていないのですが、それでも日々ご利用くださるお客様がいらっしゃるので大変嬉しく思っております。新作をお待ちのみなさま、もう少々お待ちください・・・
 発表会の方は出演者・曲ともに出揃い、プログラム構成もそろそろ本決め。各生徒さんのレッスンも大詰めに入ってきました。打ち上げの会場も予約しましたし、あとは飲むだけ!笑
 まずは今週自分の重い本番があるのでそれを乗り越えるべく、風邪を治したいと思います皆様もどうぞご自愛ください。

 以前も楽器の角度と音色(倍音バランス)について書いたことがありましたが、最近またこの手の話をレッスン中によくするので、改めて考えてみました。
 フルートを始めたばかりの頃、息を使いすぎて酸欠になった経験がある方がほとんどではないかと思います。息がうまくまとまらないので、音を出すのに必要以上の息を使わないと音が出ないのです。それがだんだん慣れてくると、少ない息でも効率よく楽器を鳴らせるようになるので、酸欠にならなくなってきます(単純に慣れもあると思いますが、酸欠に強くなったわけではありません)。始めて半年くらいの間は、いらない息の音=雑音をできるだけ無くして、よりクリアな音が出せるように練習しますよね。
 そうしてある程度まとまりのある音が出せるようになってきたときに、「ザー」や「シャー」といった「雑音」をより無くしたいと思って、頭部管の角度や息の方向、アンブシュアなどいろいろなことを研究し始めます。ある子は「自分の音が好きじゃなくて、もっと『雑音』のない綺麗な音を出したいと思っているうちに、よく分からなくなってしまった」と打ち明けてくれました。しかし、少し離れて聞いている私の耳には、その子の音色には「雑音」は無く、むしろよく響いているように聞こえました。そこで、果たして自分が「雑音」だと思っている音は本当に「雑音」なのか??ということを検証することにしました。
 楽器を吹かせてもらうと、なるほど、もともと「シャー」という音が出やすい楽器のようでした。この「シャー」音が実はとても大事で、これが音色を決定づける「高次倍音」、つまり響きなのです(ただ上手に鳴っていない時の「本当の意味での雑音」とは違います)。しかし厄介なのは、この高次倍音は吹いている本人にとってあまり心地よくありません。自分の調子が悪いように聞こえたり、ちゃんと歌口に息が当たっておらず空振りしているような気がしたりします。そこでこの音を「雑音」だと思って歌口を手前に近づけたり、アンブシュアをきつめにしてみたりすると、まとまった音になったように思うのですが、それはとても響きの乏しい暗ーい音なのです。 チューナーでは音程が合っていても「低い」・「暗い」とか「音程が悪い」と怒られたりしたら、もしや・・・と思ってください。
 正直自分一人ではよく分からないかもしれません。私も「響き」についてずっと自分ではわかりませんでした。 そこでレッスン中、たまに遊びで実験をします。生徒さんから少し離れたところで楽器を吹いて、「雑音」を極限まで無くした吹き方と、「雑音」を多めにした吹き方とで、聴き比べてもらいます。すると大方後者の方が好きだと言ってもらえるのですが、真近で聞いてもらうと意外と「雑音」が多いのでびっくりされます。この「雑音」の正体が「倍音」なのです。
 どうも楽器メーカーの違いだけでなく、同じメーカーの中でも個体差があって、楽器によってこの「雑音」が多めに出たり、そうでもなかったりするようですね。自分の耳に聞こえる音と、離れたところにいる人に聞こえる音はかなり違います(特にフルート)。自分の音に「雑音」が多くて気になるときは、誰かに聞いてもらうと良いです。「特に気にならないよ」と言われたら、よっぽど2オクターブ目以上が鳴らないとか、そういう問題が起きない限り、気にするのはやめてみましょう。

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