こんばんは、最近ブログをご無沙汰する癖がついており、いけないなぁと反省しております
 大雨の被害が甚大で本当に心が痛みます。神奈川県もかなり雨が降りました。ここの近くには相模川・通称馬入川(源頼朝が馬ごと川に入ってしまったのが由来・・・らしい)という比較的 大きな川がありまして、氾濫危険水位ギリギリだったようです。あの川が氾濫したら、こちらもあれくらいの被害が出ていたかもと思うと恐ろしいです。一刻も早い復旧を願っております。

 さて、先日楽譜屋さんで音楽雑誌のコーナーをみていましたら、「右手の親指」というフレーズがふと目に止まった ので立ち読み。それは普段決して読む機会のない、「The Clarinet」という月刊誌です。フルートの方が読むとしたら(普段あまり読みませんが・・・)、同じ出版社から出ている「The Flute」やパイパースなどですよね。しかし、どうしてもそのフレーズが気になって手に取ってみました。すると、クラリネットの方々もいろいろとお悩みを抱えているということが分かりました。
 クラリネットは楽器を体の前で構えられるので、一見フルートより楽そうに見えますが、フルートよりもずっしりしていますし使うキィは多いし大変らしいのです。そのいろいろなお悩み解決のためのメソッドや考え方、感じ方などが丁寧に書かれていたのですが、これが大変参考になります。フルートとクラリネット。違うように見えますけれど、問題が潜んでいる根底の部分は同じなのだなぁと改めて実感。
 あまりここで書いてしまうとネタバレになるので、詳しくは書店でThe Clarinetの9月号をお買い求めいただきたいのですが(1冊の内の最初の数ページしか読まないかもしれませんが、それでも買う価値があると思いましたので私は買いました )・・・すごく大雑把にいうと、楽器を吹く時の理想的な身体の在り方を探そうという話です。

*頭の先から首、肩、背骨、骨盤、足に至るまで正しくバランスが取れているか
*指で楽器を持とうとしないで、 腕、肩、背中全体を使って楽器を支えられているか
*楽器
身体を近づけるのではなく、楽器身体に近づけて合わせられているか
 ・・・などなど。決して新しいことではなくて、私も普段から探ったりレッスンで生徒さんにお話していることなのですが、非常にわかりやすく解説されています。
 買った日は自分の練習のお供にしました。何を隠そう、私も今年はひッッッッさしぶり(大学時代ぶり?)にスランプに陥っておりまして、何しろ左手の調子が悪いのです。いままで何てことなくできていたパッセージが何故だか難しい・・・左手の指が言うことを聞かない。しかしちょっとしたことでかなり状態が変わることが分かりました。私の場合は左の肘の位置がちょっと違うところに行ったら、急速に楽になりました。まだムラはありますが、これが解決できたらまた一段と笛を吹くのに精が出るでしょうし、生徒さんにもお伝えしたいので・・・。
 早速今日のレッスンでも活用してみましたら、なかなか効果がありそうです。 詳しく書きたい気持ちは山々なのですが、今日はとりあえずこのくらいで・・・。立ち読みでも良いので、フルートの持ち方、音色、ブレス、どこかの痛み・・・等々・・・お悩みのある方は是非ご一読ください!おすすめです。
 リンク貼っておきますが、現在Amazonではお取り扱いがないようです・・・。楽器店や大きめの書店にはあると思います