こんばんは、毎日本格的な寒さですね今日は今週末のおさらい会のため、夜な夜なバッハの無伴奏チェロ組曲をさらいました。もちろんフルートで(笑)チェロの譜面をそのまま2オクターブ上げれば、重音のところ以外は問題なく吹けるんですよ、皆様も良かったら是非。バッハが書いたフルートのための無伴奏パルティータは1曲しかないですからね・・・シクシク
 しかしなんだか音色がしっくりこない・・・昼間レッスンしていた時は調子良かったのに、なーんか響かないな〜って感じでした。何故だろうかと、いろいろ検証。息が強すぎる?首かな?肩かな?腕?親指?・・・スリッパのせいかな?笑・・・とか色々考えましたがどれも違う。
 そこで「まぁ小さい音でもいいや、音楽作りできれば」と、気軽に吹くことにした途端、「あれ、響き始めた(笑)」・・・。なぁんだぁと思いましたが、これってとっても大事なことかもしれません。
 本当にフルートって正直な楽器です。吹き手がちょっと欲を出して「いい音吹いてやるぞー」「大きな音出してやるぞー」と吹くと鳴らないんです。低音域も苦手な方が多いと思います。私も得意とは言えません。しかしやはり苦手だとおっしゃる方は皆さん「低音を吹こう!!!」としすぎなんです。小さい音でもいい、太い音じゃなくてもいいと思っていると、案外しっかり音が出たりします。
 なんだか空回りするなぁと思ったら、一旦リセットして、大きな音じゃなくてもいい、笛らしい可愛い音で吹こうと思って気楽に吹いてみましょう「吹こう」とするほど吹けないものなのです。