殆どの生徒さんが毎月それぞれのスパンでレッスンにいらっしゃるのですが、忙しい生徒さんだとたまにメンテナンス感覚でいらっしゃることもあります(病院の様です笑)。昨日は部活で忙しい高校生が久しぶりにやってきました。
 吹奏楽でフルートを吹くのは本当に難しいと思います。周りの大きな音に囲まれて吹かなければならないので、吐きすぎてしまってコンディションも崩しやすいです。その高校生も色々と悩みながら一生懸命練習するあまり、指が痛くなるほどだそう…しかし指が痛むのは大変よくありません。
つまり力が入りすぎているのですが、じゃあ抜いてくださいと言われたところで直せるものでもありません。何故力が入るのか?という事を考える必要があります。

 人によって原因は異なりますが、大体以下の3つくらいです。
①手に力が入りやすい構え方をしている
②特に速いパッセージを吹く時に力が入る場合、その箇所の練習方法が適切でない
③楽器の調整が合っていない

 ①に関して、構え方は実際に見てみないと具体的な事が言えませんが、指に力を入れないと支えられない状態は良くありません。構える時に無駄な力が要らない楽器の角度、右手の親指や左手人差し指の付け根の位置を日頃から探しましょう。
 ②は私自身もかなり悩んだ事です。子供の頃は難しいところになると、指に力を入れてコントロールしていました。しかし練習の時にそれをやっていたら、本番で力を抜ける訳がありません。難しい箇所を練習する(通称:さらう)時は、とにかく最適な状態で何度も吹く事が大切。その箇所の理想的なダイナミクス、ニュアンス、最適なアーティキュレーション、音程、音色など、全てを思い通りにコントロールしながら、指を正確なタイミング・組み合わせで軽く動かせている事を目指します。最初からそれらをインテンポで実現できる人はなかなかいませんので、まずはゆっくりじっくり練習して完成度100%、もしくはそれ以上を目標にしましょう
 ③楽器の調整、これは案外一番難しい問題かもしれません自分で調整ができる人はかなり少ないですので、大抵の人はリペアマンにお願いすることになります。この日に来ていた生徒さんは、勿論吹き方にも力む原因はあったのですが、半分くらい楽器のせいでした。パッと見でも分かるくらい、タンポのバランスが崩れていて、寧ろこれでよく吹いていたね、というくらい…(これは褒めているわけでは決してありません笑)。力を込めて押さえればその時は音が出るかもしれませんが、そうやって吹かないと鳴らない楽器を吹いていると、力み癖は治りません…。
 こういう事を避けるためには、やはり定期的な楽器調整が必要ということになります。しかし!どこの楽器屋さんでもちゃんと調整してくれるかと言えば、そうとも言い切れないのが悲しいところです。私も今までに何人もの方に調整してもらってきましたが、満足のいく状態にしてもらえたリペアの方は本当に少ないです。フルートは構造こそ単純なのですが、調整は難しい方の部類に入るようです。しかしタンポがちゃんと合っていない楽器で練習しても、吹き方のせいで上手く鳴らないのか、調整のせいで鳴らないのかが分かりません。
 学校の楽器だと予算の都合でそもそも直してもらえなかったり、調整に出したのに良い状態にならなかったり…色々な事がありますよね。しかし楽器が原因で遠回りするのは勿体ないタイムロスです。そこで最終的には自分の楽器を持とう、という話になってきますが、ポンと買える値段でもありません・・・。現状の楽器で何とかしていかなくてはならない場合は、自分でよくタンポのバランスを観察し続けていくことも大切です。一緒に連動するキィがちゃんと同じタイミングで閉まっているかどうか(特に右手の人差し指をふさいだ時の連動キィなど)、タンポ破れはないか(学校の楽器は全滅していることもありますが)。特に右手のキィをふさぐ音(ファから下)はタンポのバランスの影響を受けやすいですので、左手のキィをふさぐ音(ド からソ)に比べて明らかに鳴りが悪い時は、吹き方だけでなく楽器の状態も疑いましょう。左手の音の中でもドから下がるほど鳴らなくなる時は、左手のキィのタンポが合っていない可能性があり、その状態だとそこから下が全てまともには鳴らないという事態に

 指の力みが強いと、音の響きも悪くなってしまいます。楽器の調整が合っていない状態でも吹けてしまうのは、指のためにも音のためにも大問題なのです。ぜひタンポの状態にも今一度気を配ってあげましょう

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◆重要なお知らせ◆【教室レッスンの一時休止とフルートのオンラインレッスン開講のお知らせ】2020.4.

 新型コロナウイルスの感染拡大が続いております。また、首都圏に緊急事態宣言が出されることとなりました。当教室でも講師とお客様の感染リスクを考え、4月中の教室レッスンは中止と致します。また体験レッスンも一時休止させて頂きます。教室レッスンの再開時期につきましては、政府や神奈川県からの要請等を加味しながら判断したいと思います。ご理解いただければ幸いです。
 これに伴いまして、この度オンラインレッスンを開講することと致しました。パソコンやスマートフォンがあれば、ウェブ会議システムを利用して全国どこからでもレッスンが受けられます。お使いのパソコン・スマートフォンでちゃんとレッスンができるかどうかの確認も兼ねて、体験レッスン(無料)を実施しますので、お気軽にお申込みください。詳細は教室ホームページをご覧ください。