さて、昨日の投稿に引続きタンギングのお話です。今日は具体的にどんな練習をすると良いのか、あくまで私のやり方ですがご紹介したいと思います。普段は生徒さんにしかお配りしていないのですが、今日は特別に練習テキストを公開(と言っても真新しいものではないと思いますが)
 普段のレッスンではもちろん市販の教本も使いますけど、社会人の生徒さんには教本をやりきる時間がなかったりします。それよりも目先の本番のための曲をさらったり、吹きたい曲を吹く時間が大切だったりするので、教本やエチュードをさらうことに時間を割くことは強要していません(中にはエチュードが好きな人もいるので、生徒さんに合わせています)。BlogPaint
 そこで、写真のようなテキストを独自に作って、その時その人に必要なテキストをお渡しして練習してもらっています。ちなみにこれは全員に配っているもので、レッスンの最初の方にほぼ100%やります
 あれ、ロングトーンは・・・?というお声がどこからともなく聞こえてきますが、もちろんいわゆるロングトーンもやって頂きます。しかし、発音が上手くいかないと長く伸ばしても意味がないと思っています(これは師匠譲り)。発音を制したものはロングトーンをも制するというのが持論です 
 さて、この練習の進め方を以下にまとめて書いてみます。

【1】まずは全てをタンギングしないで行います。 なるべく音によってアンブシュアを変えずに、なるべく短く吹きます。初めてやってみるとろくに鳴らせない音があったり、バサバサしたり、色々な問題が発生するかもしれません。しかしこれは今後の伸びしろです!どの音が苦手なのか、どの音は鳴らしやすいのか、よく観察します。上手く発音できない音があったら、アンブシュアを動かすのではなくて、口の中に注目してください。舌の位置をいろいろ動かしてみると、パッと鳴らせるポイントがあるはずです。まずは研究あるのみです。
【2】ある程度タンギング無しで鳴らせたら、今度はタンギングをつけて吹いてみます。しかしこの時にもさらなる関門が待っています。「えっ、タンギングをつけた方が下手になってる!?」・・・これも多くの生徒さんに起こります。しかしご心配なく。タンギングをつけない時よりつけた方が上手くいかないのは、つけた時の舌の位置がベストじゃないだけです。タンギング無しの状態でもう一度吹いてみて、その時の舌の位置や状態を記憶しつつ、もう一度タンギングをつけて吹いてみましょう。改善したでしょうか・・・?

 また参考にしていただくと良いのが、写真のテキストに色付きで書き足したアルファベットです。例えば最初のシの音の下には「Te」と書きましたが、このあたりの音は「Te」と発音すると比較的楽して綺麗に発音できます(あくまで私の経験ですので、人によって異なるかもしれません)。タンギングをつけない練習の時には子音を抜いて「e」に近い状態で「ヘッヘッ・・・」と吹いてみます。断じて「フッフッ」ではありません!!!「ヘッ」です!!
 皆さんが苦手な中音域の「ミ」や「ファ」、フラットの「ミにもコツがあります。
ナチュラルの「ミ、ファ」はたくさんの息を使うと裏返ってしまう音です。なのである程度息の量を抑える必要がありますが、その分息を薄くしてスピードを上げてあげるとしっかり鳴らせます。ここでも大切なのは、アンブシュアは潰さないこと!あくまで口の中で息を薄くします。そのため、舌が上顎にグッと近く「Ti」の発音を使ってみてください。
フラットの「ミ 」、これも嫌な音ですよねナチュラルのミと隣の音ですが、フラットは全く異なる息が必要です。バサバサして締まりのない音が出がちなので、ついついアンブシュアを絞ってまとめようとしてしまいますが、それは逆効果です。アンブシュアはそのままで、口の中をなるべく広く・・・テキストの母音には「o+e」と書きましたが、私は「o」と「e」の間のようなイメージで発音します。フラットのミは、ゆっくりたっぷりの息が好きです。

 ざっくりですが、タンギングの練習についてお話しました。シングルタンギングが綺麗に決まるようになるとロングトーンも綺麗になり、ダブルタンギングの質も向上しますので 、皆様ぜひタンギングにこだわって練習してみてください

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◆重要なお知らせ◆【教室レッスンの一時休止オンラインレッスン開講のお知らせ】2020.4.

 新型コロナウイルスの感染拡大が続いております。また、首都圏に緊急事態宣言が出されることとなりました。当教室でも講師とお客様の感染リスクを考え、4月中の教室レッスンは中止と致します。また体験レッスンも一時休止させて頂きます。教室レッスンの再開時期につきましては、政府や神奈川県からの要請等を加味しながら判断したいと思います。ご理解いただければ幸いです。
 これに伴いまして、この度オンラインレッスンを開講することと致しました。パソコンやスマートフォンがあれば、ウェブ会議システムを利用して全国どこからでもレッスンが受けられます。お使いのパソコン・スマートフォンでちゃんとレッスンができるかどうかの確認も兼ねて、体験レッスン(無料)を実施しますので、お気軽にお申込みください。詳細は教室ホームページをご覧ください